「社長のあんたが、いったい誰に気をつかってるの？
使うのは“気”じゃなく“心”でしょ？
みんなにいい人と思われたいわけ？
言いたい事も我慢して、ストレスためて？
社長だったら、敵を作る覚悟決めて“わがまま”にしなさい！
あんただったら、ついてくる人はどんな時でもついてくるんだから…自信もちなさい！」
話し手も、聞き手も、業界こそ違え、世界的スケールの成功者。
傍で聞きながら、
一言一句聞き逃すまい、と懸命になっていた。
今わかるのは、これがコミュニケーションの“基本”でありながら“究極”である、ということ。

“インスタント文化”は“快適な”ライフスタイルと同時に“待てない症候群”を生み出した。
“お腹がすけばレンジでチン”が当たり前になり、
献立を練り、材料を買い出し、料理しなくなった。
空腹を我慢しながら、手伝う機会もますます減った。
働いてすぐに給料がもらえる日給、月給。
長年どこかに勤めると労働収入的価値観が根付く。
直木賞作家の多くは、長い年月評価されない中で執筆し続け、ついに華が咲く。
面白い事に、いったん開花すると、それまでの全作品が評価される。
印税的収入を手にしたいなら“時差”を受け入れる事。

この２日間の体験を今整理している。
グランドハイアットでコシノジュンコさんのファッションショー、昼はアップルコンピューター社長前刀さん、夜は宮本亜門さんと、薫さんとジュンコさんへのプレゼントを手にあのゼニス社長が…。
昨日前夜祭には昼ラリーに五木ひろしさんご夫妻がサプライズで駆けつけ、夜は日本一の獅子舞演者、世界一のマシュー君…そして横浜に6000人が集う。
すべてが薫さんの53歳を祝いたくて集まった。
シャック、ケニーＧ、ブーニン、オスト、ジェフ、ギラリバティ、…そしてリッチ。
その輪の真ん中に薫さんがいる。

薪、である。
芯が燃えるまでの時間や形は、薪の個性によって違ってくる。
もちろん着火剤は使わない。
「時間がないから」という人もいるが、暖炉を楽しめる豊かさを、幸せに思う。
今月パーソナルGrが新たに数組独立する。
ついに意を決して先週から開始したCALMを、すでに大きなきっかけにしている人がいる。
薫さんのオーラは別格として、通常ミーティングで“燃え”ても、そこで得たものを活かさないと、すぐに冷める。
内なる炎。
ここに火をつける。
アポイントである。
相手のYES NGとは、無関係。
人と会う、に勝るものは、ない。

自他が認める強力なアンチアムウェイだったようだ。
だが“気”が変わった。
きっかけは、NDO。
「そういうのは興味ないから」…時代がネットワークであることを知り、自分が勤める会社がアムウェイとの提携を目指している事を知った。
「上が儲かる」…アムウェイではなく、今勤めている会社がそうである事に気づいた。
「別に洗剤に興味ないから」…今の会社が扱う製品にも興味がない事に気づき、アムウェイの製品開発コンセプトに触れ感動した。
何よりも…これならできる…夢がかなう、と思った。
ダイヤになりたい、と思った…ようだ。

20代が夢中になった時のエネルギーは凄まじい。
日本のCAの4割は20代で始めている。
反面、本気で生きなくても許される、甘く豊かな国で育ち、生活や健康の意識なく暮らせる若さがあるため、製品は実感のない単なる道具になりやすい。
人生の選択肢はまだきっとあるはず…と信じることができるほど経験も浅いため、何かをあきらめる速度も凄まじい。
だが、それもいい。
“己を知る”である。
スタンディングオーダーで、夢を確実に叶えてほしい。
一気に、着実なグループを作ってほしい。
たくましく、真の優しさを持つ人に、なってほしい。

1985年4月26日。
企業としての認知度もまだ低く、日本初のＣＡが誕生する2年前…ある若者がサインした。
関西アムウェイの創世紀、キラ星の如く現れた人材の中の、間違いなく、ひとりである。
サファイアDDの資格と岡本留美＆和久EXグループを持つ彼が、今年20周年を迎える。
現役の谷村W、藤井D、岡本EXはもちろん、
引退後、数10億円もの年商になった“奇跡の旧友たち”が、一同に会する。
参加したすべての人々が、アムウェイの可能性に震えることになるだろう。
2005.4.29(祝)20:00。
楠瀬哲也20年の集い。
まさに実写版マーケティング。