ノーベル物理学賞、湯川秀樹博士。
《科学的思考には2つの極端がある。
「実証されていない物事は一切、信じない」と
「存在しないことが実証されていないもの、起こりえないことが証明されていないことは、どれも排除しない」である。》
科学の歴史を見れば、後者の柔軟な思考が科学を発展させてきたのは明らか…と続く。
脳や遺伝子、心でさえ、構造や働きは科学で解明されているが、最も重要な事は、やはり神秘に包まれている。
言葉。意志伝達の簡易道具として発明され、全盛を誇る。
だが、最も重要な意志伝達道具は…“想い”なのだ。
岡本和久