企業の実力は人材の蓄積によって決まるもの。専門技術の習得など個別の教育システムは存在したが、トータルな形で人材を育成する場がなかった。1つは社会人としての高い倫理感と責任感を植え付ける人格形成。もう1つは独創性を持つ解決型の人材育成。さらに先見性、リーダーシップ、バランス感覚を備えたリーダーの育成である。真に一流の経営者となるためには“天性”が必要。天性とは、バランス感覚。『人の器』。つまり物事の本質を見極め、何が本物であるかを見抜いたら、周囲が何と言おうと勇気を持って実行するリーダーシップだ。
岡本和久